ワイヤレス充電器に置いたのに充電が始まらない、朝になっても増えていない、有線より極端に遅い。こうしたときは、置き方やケース、電源アダプタに原因があることがあります。
この記事では、Apple が公式サポートで案内している内容をもとに、iPhone のワイヤレス充電ができない・遅いときに確認する順番を整理します。Android のスマートフォンや、充電器ごとの仕様は、それぞれのメーカーの説明を確認してください。
この記事の結論
- まず、充電器が電源につながっているかと、iPhone を充電器の中央に置いているかを確認する
- 厚みのあるケース・金属製のケース・バッテリーケースは外して試す。あいだにカードなどを挟まない
- iPhone にケーブルを挿していると、ワイヤレスでは充電されない(ケーブル経由で充電される)
- 熱くなると、80%以上の充電が制限されることがある。涼しい場所に移す
- MagSafe 充電器は、先に電源につないでから iPhone を置く。速さは電源アダプタのW数でも変わる
確認の順番(押すと、その説明へ移動します)
1.電源とケーブルのつなぎ方を確認する
Apple は、ワイヤレス充電の手順として、最初に充電器を電源につなぐこと、その際はアクセサリに付属の電源アダプタ、またはメーカー推奨の電源アダプタを使うことを案内しています。充電器のケーブルが電源アダプタに奥まで挿さっているか、電源アダプタがコンセントに挿さっているかを確認します。
2.置く位置を直す
Apple は、iPhone をディスプレイを上向きにして充電器の上に置き、充電効率が良くなるように、充電器の中央、またはメーカーが推奨する位置に置くよう案内しています。置いてから数秒後に充電が始まり、ステータスバーに充電のアイコンが表示されます。アイコンが出ない場合は、いったん持ち上げて、中央に置き直します。
3.ケースと、あいだに挟まっている物を外す
Apple は、iPhone が充電されない場合や、充電に時間がかかる場合、厚みのあるケース、金属製のケース、バッテリーケースに入れているときは、ケースを取り外してみるよう案内しています。
また、iPhone と充電器のあいだには何も置かないよう注意しています。マグネット式のマウントやケース、そのほかの物体をあいだに置くと、性能が低下したり、クレジットカードなどの磁気ストライプや RFID チップの破損につながる可能性があるとしています。カードを収納できるケースを使っている場合は、充電の前にカードを取り出します。
4.ケーブルを挿したままにしていないか確認する
Apple は、iPhone は USB で接続されているあいだはワイヤレス充電されないと説明しています。パソコンや USB 電源アダプタにケーブルでつないでいる場合は、ケーブル経由で充電されます。MagSafe 充電器でも同じで、同時にケーブルでも電源につないだ場合は、ケーブル経由で充電されます。
5.熱くなっていないか確認する
Apple は、充電中に iPhone が少し熱を帯びることがあるとしたうえで、バッテリーの寿命を延ばすため、バッテリーが熱くなりすぎると、ソフトウェアが80パーセント以上の充電を制限することがあると説明しています。温度が下がれば再び充電されるようになるため、iPhone と充電器を涼しい場所に移動してみるよう案内しています。
「80%で止まっている」ように見えるときは、故障ではなく、この制限が働いている可能性があります。
6.振動で位置がずれていないか確認する
Apple は、通知を受信したときなどに iPhone が振動すると位置がずれることがあり、そのせいで充電マットからの給電が停止する場合があると説明しています。対策として、バイブレーションをオフにする、おやすみモードをオンにする、ずれないようにケースに入れる、といった方法を挙げています。朝になっても充電が増えていない場合は、この点を確認します。
7.MagSafe 充電器は、先に電源につないでから置く
Apple は、iPhone を MagSafe 充電器に置く前に、MagSafe 充電器を電源につないでおくことが重要だと説明しています。電源につなぐ前に iPhone を置いてしまった場合は、iPhone をいったん取り外し、3秒待ってから置き直すと、最大電力での電力供給が再開されるとしています。
MagSafe 充電器を置く場所については、平らな面に上向きに置き、金属類やそのほかの異物を近くに置かないよう案内しています。
8.充電が遅いときは、電源アダプタのW数を確認する
ワイヤレス充電の速さは、充電器だけでなく、充電器につなぐ電源アダプタでも変わります。Apple は MagSafe 充電器について、次のように案内しています(iPhone に実際に供給される電力は、iPhone のモデル、電源アダプタのワット数、システムの状況によって異なるとしています)。
| 充電の速さ(ピーク時) | 必要な電源アダプタ(Apple の案内) |
|---|---|
| 最大25W(iPhone 18 Pro、17 Pro、17 など) | 30W以上(15V/2.0A以上) |
| 最大15W(iPhone 17e、iPhone 15 以前) | 20W以上の USB-C 電源アダプタ |
| 上より遅くなる | 12W(5V/2.4A)でも使えるが、充電速度は遅くなる |
対応する iPhone のモデルや MagSafe 充電器の型番には条件があります。くわしくは、Apple の案内を確認してください。MagSafe 以外の Qi 対応充電器について、Apple は、多くの充電器で最新の iOS を搭載した iPhone を最大7.5ワットで充電できるとしています。
電源アダプタのW数の見方はUSB-C充電器の選び方で、iPhone の機種ごとのW数はiPhoneの急速充電は何W必要?で解説しています。
それでも充電できないとき
ここまで確認しても充電が始まらない場合は、原因が充電器と iPhone のどちらにあるかを切り分けます。同じ充電器でほかのワイヤレス充電に対応した機器が充電できるか、iPhone をケーブルでつなぐと充電できるかを試し、うまくいかない側のメーカーのサポートに相談してください。Apple は、Qi 認定のほかの充電器について、機能や性能が製品によって異なる場合があるとして、質問がある場合はメーカーに直接問い合わせるよう案内しています。
充電器の買い替えを考える場合は、ワイヤレス充電器の比較で、公式の仕様をもとに製品を比べています。
よくある質問
充電中に小さな音がします
Apple は、利用する充電マットによっては、iPhone の充電中にかすかに音がする場合があると説明しています。
ワイヤレス充電に対応している iPhone はどれですか?
Apple は、ワイヤレス充電には iPhone 8 以降が必要だとしています。MagSafe 充電器で効率よく高速充電できるモデルとしては、iPhone 12 以降のモデルを挙げています(iPhone 16e など、MagSafe に対応していない Qi 対応のモデルでは、充電時間が異なるとしています)。
ケーブルでの充電も遅いのですが
ケーブルでの充電が遅い場合の確認の順番は、スマホの充電が遅い・急速充電にならない原因と対処法で解説しています。
モバイルバッテリーのワイヤレス充電が遅いです
マグネット式のモバイルバッテリーは、製品ごとにワイヤレスの出力が違います。当サイトで確認した範囲では、最大7.5Wのものと、Qi2 に対応して最大15Wのものがあります。製品ごとの違いはMagSafe対応モバイルバッテリーの比較にまとめています。
まとめ
ワイヤレス充電ができない・遅いときは、電源のつなぎ方、置く位置、ケースと挟まっている物、ケーブルを挿したままでないか、の順に確認します。80%で止まるときは熱による制限、朝になっても増えていないときは振動による位置ずれの可能性があります。MagSafe 充電器は、先に電源につないでから iPhone を置き、電源アダプタのW数が足りているかも確認してください。
参考にした情報:Apple サポート「iPhone をワイヤレスで充電する方法」、Apple サポート「iPhoneでMagSafe充電器を使う方法」(2026年10月8日に確認)。
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iPhone への充電の速さは4機種とも最大15Wで同じです。iPhone だけを充電するなら、スタンド型の1台で足ります。充電器は付属しないため、25W以上の充電器が別に必要です。
イヤホンや Apple Watch も同時に充電するなら:2-in-1 または 3-in-1 の機種
ほかの製品と比べる:iPhone向けワイヤレス充電器おすすめ4選
公式の仕様をもとにした編集部の判断です。紹介料の有無で変えていません。
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この記事について最終更新日:2026年10月8日
- 作成:Gadget Lab 編集部
- 製品の仕様はメーカー公式サイト、制度は公的機関の発表で確認しています(編集方針)
- 最終更新日:2026年10月8日
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