ワイヤレスイヤホンを耳に着けたら、片方だけ音が出ない。買い替えを考える前に、試してほしいことがあります。片方だけ聞こえないトラブルは、故障ではなく、充電や接続、スマホの設定が原因のことも少なくありません。
この記事では、すぐに試せて効果が出やすい順に、対処法をまとめます。上から順に試していけば、多くの場合は5分ほどで原因を絞り込めます。
まず試すこと(上から順に)
- 両方のイヤホンを充電ケースに戻して、ふたを閉じて数秒待つ
- 聞こえない側の充電端子とケースの接点を掃除する
- スマホのBluetooth設定からイヤホンを削除して、ペアリングし直す
- メーカーの手順でイヤホンをリセットする
- スマホの左右の音量バランスの設定を確認する
確認の順番(押すと、その説明へ移動します)
1.ケースに戻して、つなぎ直す
最初に試したいのが、両方のイヤホンを充電ケースに戻し、ふたを閉じて数秒待ってから、もう一度取り出す方法です。
多くの完全ワイヤレスイヤホンは、左右のイヤホンどうしや、イヤホンとスマホの間で通信しています。この通信が一時的にうまくいかないと、片方だけ音が出なくなることがあります。ケースに戻すことで接続がリセットされ、それだけで直ることがあります。
2.充電できているかを確認する
聞こえない側だけバッテリーが切れている、というのもよくある原因です。ケースに入れても、正しく充電されていないことがあります。
充電端子を掃除する
イヤホン側の金属の端子と、ケースの中の接点に、皮脂や耳あか、ほこりが付いていると、うまく充電されません。乾いた綿棒や柔らかい布で、軽く拭き取ってください。
- 水や洗剤で濡らした綿棒は使わない
- 金属のピンなどで端子をこすらない
- イヤホンの向きを確認し、ケースに奥までしっかり置く
ケース自体のバッテリーも確認する
充電ケースのバッテリーが切れていると、イヤホンも充電されません。ケースを充電器につないで、ランプの表示などで充電されているか確認しましょう。スマホの画面で、左右それぞれの残量を表示できる機種もあります。
ケースやイヤホンが充電できない場合の対処は、ワイヤレスイヤホンが充電できない時の直し方で詳しく解説しています。
3.ペアリングをやり直す
充電に問題がなければ、スマホとの接続をいったん解除して、最初からつなぎ直します。
- スマホの「設定」から「Bluetooth」を開く
- 一覧からイヤホンを選び、「このデバイスの登録を解除」(Androidは「削除」「ペアリングを解除」など)を選ぶ
- イヤホンをケースに戻し、説明書の手順でペアリングモードにする
- スマホのBluetoothの一覧から、イヤホンを選んで接続する
左右のイヤホンが、それぞれ別の機器としてスマホの一覧に表示されてしまう場合も、ここで登録をすべて解除してからつなぎ直すと解決することがあります。
4.イヤホンをリセットする
ペアリングをやり直しても直らない場合は、イヤホンのリセット(初期化)を試します。左右のイヤホンどうしの接続情報が整い直るため、片方だけ聞こえない症状に効果があることがあります。
リセットの方法は製品ごとに違います。「ケースのボタンを長押しする」「イヤホンのタッチ部分を数秒押し続ける」などがあるので、説明書かメーカーのサポートページで手順を確認してください。リセットすると、スマホとのペアリングもやり直しになります。
5.スマホの設定を確認する
イヤホンではなく、スマホ側の設定で片方の音が小さくなっていることもあります。
iPhoneの場合
「設定」→「アクセシビリティ」→「オーディオとビジュアル」にある「バランス」のスライダーが、中央になっているかを確認してください。左右どちらかに寄っていると、反対側の音が小さくなります。
Androidの場合
「設定」の「ユーザー補助」の中に、左右の音量バランスやモノラル音声の設定があります。項目の名前や場所は機種によって違うため、設定画面の検索で「バランス」や「モノラル」と入力すると見つけやすくなります。
別のスマホや動画で試す
音楽や動画によっては、もともと左右で音が違うものがあります。別の曲や動画、可能なら別のスマホでも試すと、イヤホンとスマホのどちらに原因があるかを切り分けられます。
それでも直らない時は
ここまで試しても片方だけ聞こえない場合は、イヤホン本体の故障の可能性があります。
- 保証期間を確認する:購入から1年程度のメーカー保証が付いていることが多い。購入日が分かるレシートや注文履歴を用意しておく
- 片側だけの購入ができるか確認する:メーカーによっては、なくした・壊れた片側だけを有償で購入できる
- 水濡れ・落下がなかったか思い出す:保証の対象外になる場合がある
買い替える場合は、使っているスマホや使い方に合ったものを選ぶと満足度が上がります。選び方はワイヤレスイヤホンの選び方で解説しています。
片方だけ聞こえなくなるのを防ぐコツ
- 使い終わったら、左右ともケースに戻す習慣をつける
- ときどき充電端子とケースの接点を乾いた布で拭く
- 汗をかいた後は、イヤホンの表面を拭いてからケースに戻す
- ケースのバッテリーを切らさないようにする
よくある質問
右(左)だけ聞こえない時、故障の可能性は高いですか?
一概には言えません。充電不足や接続の不具合でも同じ症状になるため、まずはこの記事の手順を上から試してください。それでも直らない場合に、故障を疑うのが順番です。
リセットすると、データが消えたりしますか?
イヤホンの接続情報や設定が初期状態に戻ります。スマホとのペアリングはやり直しになりますが、スマホの中の音楽などのデータが消えることはありません。
片方だけで使い続けても大丈夫ですか?
多くの製品は片方だけでも使えるようになっています。ただし、もう片方が充電されていない状態が続いている場合は、端子の汚れなどが原因のことがあるので、早めに確認しておきましょう。
まとめ
ワイヤレスイヤホンが片方だけ聞こえない時は、ケースに戻してつなぎ直す、充電端子を掃除する、ペアリングをやり直す、リセットする、スマホの左右バランスを確認する、の順に試してください。
それでも直らない場合は故障の可能性があるので、保証の内容を確認してから、修理や買い替えを検討しましょう。
参考にした情報:Apple サポート「左右どちらかのAirPodsが機能しない」(充電ポートの掃除、ケースでの充電、左右バランスの設定、リセット。2026年10月に確認)。機種ごとの手順は、お使いの製品のサポートページを確認してください。
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この記事について最終更新日:2026年10月8日
- 作成:Gadget Lab 編集部
- 製品の仕様はメーカー公式サイト、制度は公的機関の発表で確認しています(編集方針)
- 最終更新日:2026年10月8日
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