使わなくなったワイヤレスイヤホンを、そのまま燃えるごみや不燃ごみに出していませんか。ワイヤレスイヤホンには、本体にも充電ケースにも、充電式の電池(リチウムイオン電池)が入っています。小さくても、リチウムイオン電池を使った製品として扱う必要があります。
この記事では、NITE(製品評価技術基盤機構)の注意喚起と、メーカーの案内をもとに、ワイヤレスイヤホンを処分するときの確認の順番を整理します。
この記事の結論
- ワイヤレスイヤホンは、本体と充電ケースの両方にリチウムイオン電池が入っている
- 燃えるごみ・不燃ごみなどの一般ごみに混ぜない
- まずメーカーの回収があるかを確認し、なければ自治体の回収方法を確認する
- 捨てる前に電池を使い切る。絶対に分解しない
- 膨らみや異常な発熱がある場合は、使用をやめ、メーカーに相談する
なぜ、一般ごみに混ぜてはいけないのか
NITE は、充電して使う機器にはリチウムイオン電池が入っている可能性があるとして、廃棄するときは電池の使用の有無を確認し、燃えるごみや不燃ごみなどの一般ごみに混ぜないよう呼びかけています(NITE 製品安全情報マガジン Vol.506(2026年8月7日))。
同機構によると、2021年から2025年までの5年間に受け付けたリチウムイオン電池搭載製品の事故は2,140件です。2026年7月の2週間に通知のあった事故情報でも、充電式のイヤホンが3件(火災など)挙がっています。
オーディオテクニカも、完全ワイヤレスイヤホンの取扱説明書で、イヤホンと充電ケースがリチウムイオン電池を内蔵していると説明し、火の中に入れない、加熱・分解・改造しない、強い衝撃を与えないといった注意を挙げています(オーディオテクニカ ATH-CK1TW 取扱説明書「充電式電池について」)。
処分するときの確認の順番
- リチウムイオン電池が入っているかを確認する:NITE は、本体の表示や取扱説明書で「リチウムイオン」「リチウムポリマー」「Li-ion」「Li-Po」などの表示を確認するよう案内している
- メーカーの回収があるかを確認する:取扱説明書やメーカーのサイトで、回収・リサイクルの窓口を探す
- 自治体の回収方法を確認する:メーカーの回収がない場合は、お住まいの自治体の、充電式電池を内蔵した小型家電の出し方を確認する
- 電池を使い切る:NITE は、廃棄する前に電池を使い切るよう案内している
- 分解しない:電池を取り出そうとして分解しない
メーカーの回収の例
オーディオテクニカは、内蔵の充電式電池はリサイクルできるとして、リサイクルに協力する場合の製品の送り先(二次電池回収担当)を取扱説明書で案内しています。送料は着払いで、電池を取り出したあとの製品は返却されないとしています。
回収の有無や方法は、メーカーによって違います。お持ちのイヤホンの取扱説明書の「廃棄」「リサイクル」の項目か、メーカーのサポートページを確認してください。
自治体に出すとき
自治体によって、回収の区分や出し方が違います。確認するときは、次の言葉で探すと見つけやすくなります。
- 充電式電池(リチウムイオン電池)を内蔵した製品
- 小型家電
- 電池が取り外せない製品
自治体のごみ分別の案内に載っていない場合は、問い合わせ窓口で「電池を取り外せないワイヤレスイヤホン」と伝えて確認してください。
してはいけないこと
| してはいけないこと | 出典・理由 |
|---|---|
| 燃えるごみ・不燃ごみに混ぜる | NITE は、一般ごみに混ぜないよう呼びかけている |
| 分解して電池を取り出す | NITE は「絶対に分解しない」としている。オーディオテクニカも、分解は液漏れ・発熱・破裂の原因になるとしている |
| 火の中に入れる、加熱する | オーディオテクニカは、液漏れ・発熱・破裂の原因になるとしている |
| 踏みつける、叩く | オーディオテクニカは、発熱・破損・発火の原因になるとしている |
異常があるイヤホンの場合
NITE は、膨らんで変形している、充電中に異常に熱くなる、焦げたにおいがするなどの異常を感じたら、使用を中止し、金属缶や土鍋などの燃えない容器に入れて、販売店やメーカーに相談するよう案内しています。異常のあるイヤホンは、通常の回収に出す前に、メーカーに相談してください。
モバイルバッテリーの場合の対処はモバイルバッテリーが膨らんだらどうする?で解説しています。
買い替えの前に確認したいこと
「電池が持たなくなった」という理由で処分を考えている場合、設定や使い方の見直しで改善することがあります。ワイヤレスイヤホンの電池が持たなくなったらで、寿命との見分け方をまとめています。片方だけ聞こえない場合は片方が聞こえないときの対処法も確認してください。
よくある質問
充電ケースだけ、片方だけでも同じですか?
同じです。オーディオテクニカは、イヤホンと充電ケースの両方が充電式電池を内蔵していると説明しています。片方だけ、ケースだけの場合も、一般ごみに混ぜないでください。
有線のイヤホンは?
電池を内蔵していない有線のイヤホンは、この記事の対象外です。お住まいの自治体の分別に従ってください。
モバイルバッテリーと同じ方法で捨てられますか?
回収の方法は、製品の種類と自治体によって違います。モバイルバッテリーの処分はモバイルバッテリーの寿命と捨て方で解説しています。イヤホンについては、メーカーと自治体の案内を個別に確認してください。
まとめ
ワイヤレスイヤホンは、本体と充電ケースにリチウムイオン電池が入っているため、一般ごみに混ぜずに処分します。メーカーの回収、自治体の回収の順に確認し、捨てる前に電池を使い切り、分解はしないでください。異常がある場合は、メーカーに相談してください。
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この記事について最終更新日:2026年10月5日
- 作成:Gadget Lab 編集部
- 製品の仕様はメーカー公式サイト、制度は公的機関の発表で確認しています(編集方針)
- 最終更新日:2026年10月5日
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