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停電に備えるポータブル電源|300Wh・1,000Whで家電は何時間使える?計算式と目安

ポータブル電源で何時間使える? 300Wh・1,000Whの目安を計算 ポータブル電源
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停電に備えてポータブル電源を買うとき、いちばん知りたいのは「結局、何がどれくらい使えるのか」です。容量(Wh)の数字だけを見ても、生活の中での使える時間は想像しにくいものです。

この記事では、Anker が公式サイトで示している計算式と消費電力の目安を使って、300Wh と 1,000Wh のポータブル電源で家電が何時間使えるかを計算します。あわせて、停電時に何を優先して動かすかの考え方を整理します。

この記事の結論

  • 使える時間の目安は「容量(Wh)× 0.8 ÷ 消費電力(W)」で計算できる
  • 300Whは、スマホの充電とライトが中心。扇風機は約7時間
  • 1,000Whは、扇風機が約23時間、電気毛布が約15時間。冷蔵庫も動かせるが、起動時の電力に注意
  • Anker は、防災の備えの目安を700Wh以上としている
  • 電気ケトルやドライヤーなど、熱を出す家電は消費電力が大きく、容量をすぐに使い切る

使える時間の計算式

ポータブル電源で家電を使える時間は、次の式で見積もれます。

計算式

  • 使用時間(時間)= 容量(Wh)× 0.8 ÷ 家電の消費電力(W)

0.8 をかけるのは、ポータブル電源の電気を家電で使える形に変換するときに、一部が失われるためです。Anker は、公式サイトで使用時間の計算にこの値を用いています(Anker Japan「ポータブル電源で冷蔵庫は使える?」)。製品ごとの変換効率は違うため、結果は目安として見てください。

家電別|300Wh と 1,000Wh で使える時間

消費電力は、Anker が公式サイトで公表している目安の値です(Anker Japan「ポータブル電源の選び方を解説」)。家庭用冷蔵庫は、同社が示す平均の値(約30W)で計算しています。

家電消費電力の目安300Wh1,000Wh
LEDライト5W約48時間約160時間
スマートフォンの充電13W約18時間約62時間
家庭用冷蔵庫(平均)30W約8時間約27時間
扇風機35W約6.9時間約23時間
電気毛布55W約4.4時間約15時間

1,000Wh のポータブル電源で使える時間の目安(1つの家電だけを使った場合)

LEDライト(5W)約160時間
スマートフォンの充電(13W)約62時間
家庭用冷蔵庫(平均30W)約27時間
扇風機(35W)約23時間
電気毛布(55W)約15時間

使用時間 = 容量 × 0.8 ÷ 消費電力(Anker が公式サイトで示している計算式と消費電力の目安から算出。2026年10月時点)。実際の時間は家電や使い方で変わります

300Wh のポータブル電源で使える時間の目安(1つの家電だけを使った場合)

LEDライト(5W)約48時間
スマートフォンの充電(13W)約18時間
家庭用冷蔵庫(平均30W)約8時間
扇風機(35W)約6.9時間
電気毛布(55W)約4.4時間

使用時間 = 容量 × 0.8 ÷ 消費電力(Anker が公式サイトで示している計算式と消費電力の目安から算出。2026年10月時点)。実際の時間は家電や使い方で変わります

いずれも、その家電を1つだけ使い続けた場合の時間です。複数の家電を同時に使うと、その分だけ短くなります。お持ちの家電の消費電力は、本体や取扱説明書の表示で確認してください。

冷蔵庫を動かすときの注意

冷蔵庫は、平均の消費電力は小さくても、動き始める瞬間に大きな電力(起動電力)を必要とします。Anker は、家庭用冷蔵庫の目安を平均約30W・コンプレッサー稼働時100〜200Wとし、消費電力150Wの冷蔵庫の起動電力が450〜750Wになることもあると説明しています。

そのため、冷蔵庫を動かしたい場合は、容量だけでなく、ポータブル電源の定格出力と瞬間最大出力を確認する必要があります。300Whクラスには定格出力が300Wの製品もあり、冷蔵庫の起動電力に足りない場合があります。

また、冷蔵庫の使用時間は、周囲の温度や扉の開け閉めの回数で大きく変わります。上の表の時間は、平均の値で計算した目安です。

熱を出す家電は、容量をすぐに使い切る

家電消費電力の目安1,000Wh で使える時間
小型炊飯器200W約4時間
ミニヒーター500W約1.6時間
電気ケトル1,100W約44分
ドライヤー1,200W約40分

電気ケトルやドライヤーは、消費電力が1,000Wを超えます。動かすには定格出力がそれを上回るポータブル電源が必要で、動かせても容量を短時間で使い切ります。停電時は、暖を取るなら電気毛布(55W)、お湯はカセットコンロで沸かすなど、消費電力の小さい方法と組み合わせると、電気を長く使えます。

首相官邸も、ライフラインが止まった場合の備蓄の例として、カセットコンロを挙げています(首相官邸「災害が起きる前にできること」)。

1日分の電気を計算してみる

停電時の1日を想定して、必要な容量を計算してみます。次は計算の例です。

使う家電消費電力使う時間電力量
LEDライト5W6時間30Wh
スマートフォンの充電13W3時間39Wh
扇風機35W8時間280Wh
合計349Wh

合計の 349Wh を 0.8 で割ると、必要な容量は約436Wh です。この使い方なら、1,000Wh のポータブル電源で約2.3日分、300Wh では1日に足りません。

Anker が防災の備えの目安を「700Wh以上」としているのは、暖房や扇風機、スマホの充電、ラジオなどを同時に使うことを想定しているためです。

ご家庭の家電と使う時間で計算したい場合は、ポータブル電源の容量計算ツールを使ってください。家電を選んで時間を入れると、必要な容量と定格出力の目安が出ます。

何日分を備えるか

首相官邸は、電気やガス、水道などのライフラインが止まった場合に備えて、飲料水や食料を3日分、大規模災害の発生時には1週間分を備蓄することが望ましいとしています。

この日数は飲料水や食料についてのものですが、電気についても、数日使えない状況を想定しておくと、必要な容量を考えやすくなります。すべての家電を動かそうとすると容量がいくらあっても足りないため、「情報(スマホ)」「明かり」「暑さ・寒さ対策」のように、優先するものを先に決めておくのが現実的です。

備えとして置いておくときの注意

  • 使わずに長く置くと、残量は少しずつ減る。定期的に残量を確認して充電する
  • 保管に適した残量や温度は、メーカーや製品によって違う。取扱説明書の指示に従う
  • いざというときに使えるよう、使い方(電源の入れ方、ACポートのオン・オフ)を一度確認しておく

保管のしかたはポータブル電源の寿命と保管方法、充電できないときの確認はポータブル電源が充電できないときの対処法にまとめています。

よくある質問

スマホの充電だけなら、モバイルバッテリーで足りますか?

スマホの充電だけが目的なら、モバイルバッテリーのほうが軽く、扱いやすい選択です。ポータブル電源が必要になるのは、扇風機や電気毛布、冷蔵庫など、コンセントにつなぐ家電を動かしたい場合です。必要な容量はモバイルバッテリー診断で確認できます。

容量が大きいほど良いですか?

容量が大きいほど長く使えますが、本体も重くなります。当サイトで比較した5機種では、300Whクラスが約4〜5kg、1,000Whクラスが約10〜13kgです。持ち出すことを考えるなら重さも確認してください(ポータブル電源おすすめ5選)。

計算どおりの時間、使えますか?

計算は目安です。実際に使える時間は、気温、家電の使い方(強弱や温度設定)、ポータブル電源の変換効率によって変わります。余裕を持った容量を選んでください。

まとめ

停電時にポータブル電源で使える時間は、「容量 × 0.8 ÷ 消費電力」で見積もれます。300Wh はスマホと明かりが中心、1,000Wh なら扇風機や電気毛布を一晩使え、冷蔵庫も視野に入ります。熱を出す家電は容量をすぐに使い切るため、優先する家電を決めたうえで、必要な容量を計算して選んでください。

このジャンルで迷ったらこれ

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1000Whクラスで約10.6kgと軽く、電池の寿命は約6,000回とされています。

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公式サイトで仕様を見る

ほかの製品と比べる:ポータブル電源おすすめ5選

公式の仕様をもとにした編集部の判断です。紹介料の有無で変えていません。

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この記事について最終更新日:2026年10月4日
  • 作成:Gadget Lab 編集部
  • 製品の仕様はメーカー公式サイト、制度は公的機関の発表で確認しています(編集方針)
  • 最終更新日:2026年10月4日
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