ノートPCは画面とキーボードが一体になっているため、机に置いたまま使うと画面が低くなり、どうしても目線が下がります。長時間の作業で首や肩がつらくなる原因のひとつです。
ノートPCスタンドを使えば、画面を目の高さに近づけられます。この記事では、画面の高さの目安と、スタンドを選ぶときのポイントを整理します。
この記事の結論
- 画面の上端は眼の高さとほぼ同じか、やや下、距離は40cm以上が目安(厚生労働省系のガイドライン)
- 長時間使うなら、外付けキーボードとマウスを組み合わせる
- 選ぶときは、高さの調整範囲・対応サイズと耐荷重・安定性・持ち運びやすさ・放熱の5点を確認
画面の高さの目安
厚生労働省の労働局が示しているVDT作業(パソコンなどの画面を使う作業)のガイドラインでは、画面の位置について次のように示されています。
- 画面の上端が、眼の高さとほぼ同じか、やや下になる高さが望ましい
- 画面までの距離は、おおむね40cm以上を確保する
- 小型のノートPCで長時間作業する場合は、外付けキーボードを使うことが望ましい
机に直置きしたノートPCは、画面の上端が眼の高さよりかなり低くなることがほとんどです。スタンドで画面を持ち上げることで、この目安に近づけられます。
出典:石川労働局「VDT作業における労働衛生管理のためのガイドライン」
スタンドを使うなら外付けキーボードもセットで
スタンドで画面を高くすると、ノートPC本体のキーボードも一緒に高く、手前に傾きます。この状態でタイピングを続けると、腕や手首が疲れやすくなります。
画面の高さとキーボードの位置を両立させるには、外付けのキーボードとマウスを組み合わせるのが基本です。ガイドラインの「外付けキーボードを使うことが望ましい」という考え方とも一致します。
外付けの機器をつなぐ端子が足りない場合は、USB-Cハブを使うと便利です。選び方はUSB-Cハブの選び方で解説しています。
ノートPCスタンドの主な種類
| 種類 | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 折りたたみ型 | 軽くて薄く、バッグに入れて持ち運べる | カフェやオフィスなど、場所を変えて作業する人 |
| 据え置き型(アーム・タワー型) | 高さを大きく上げられ、安定感がある | 自宅のデスクで長時間作業する人 |
| 傾斜型(角度だけ変える) | 本体の奥側を少し持ち上げる簡易タイプ | タイピングのしやすさを優先したい人 |
画面の高さをしっかり上げたいなら、折りたたみ型か据え置き型を選びます。傾斜型は角度がつく程度で、目線を上げる効果は限られます。
選ぶときの5つのポイント
1.高さを調整できる範囲
目の高さは、身長、椅子の高さ、机の高さによって変わります。高さを段階的に調整できるものを選べば、自分の姿勢に合わせやすくなります。商品ページで、最も低いときと最も高いときの高さを確認しておきましょう。
2.対応するノートPCのサイズと重さ
スタンドごとに、対応する画面サイズ(13〜16インチなど)と耐荷重が決まっています。大きめのノートPCを使っている人は、対応サイズの上限と耐荷重を必ず確認してください。
3.安定性
高さを上げるほど、タイピングやタッチ操作で画面が揺れやすくなります。脚の幅が広いもの、接地面に滑り止めがあるもの、素材がしっかりしたものほど安定します。
4.持ち運びやすさ
外出先でも使うなら、折りたたんだときのサイズと重さを確認します。ノートPCと一緒にバッグに入れることを考えると、軽くて薄いものが便利です。
5.放熱
ノートPCは本体の底から熱を逃がすものが多くあります。底面が浮く構造や、通気用の穴があるスタンドなら、本体の熱がこもりにくくなります。
使い方別の選び方
| 使い方 | おすすめのタイプ | 一緒に用意したいもの |
|---|---|---|
| 自宅のデスクで長時間作業 | 据え置き型、または高さ調整の幅が広い折りたたみ型 | 外付けキーボード、マウス |
| カフェや出張先でも作業 | 軽量の折りたたみ型 | コンパクトなキーボード |
| 外部モニターと並べて使う | モニターと画面の高さをそろえられるもの | USB-Cハブ |
よくある質問
スタンドを使えば肩こりは治りますか?
スタンドは姿勢を整えるための道具で、治療を目的としたものではありません。症状が続く場合は医療機関に相談してください。作業の合間に休憩を取ることも大切です。
休憩はどれくらい取ればいいですか?
同じガイドラインでは、連続した作業が1時間を超えないようにし、次の作業までに10〜15分の休止時間を設けること、作業の途中にも1〜2回の小休止を取ることが示されています。
外付けキーボードなしで使ってもいいですか?
短時間なら問題ありませんが、画面を高くした状態で本体のキーボードを打ち続けると、腕や手首が疲れやすくなります。長時間の作業には外付けキーボードの併用をおすすめします。
MacBookでも使えますか?
多くのスタンドがMacBookに対応しています。購入前に、対応する画面サイズと耐荷重を確認してください。
まとめ
ノートPCスタンドは、画面を目の高さに近づけて、作業中の姿勢を整えるための道具です。厚生労働省の労働局が示すガイドラインでは、画面の上端を眼の高さとほぼ同じかやや下にし、40cm以上離すことが目安とされています。
選ぶときは、高さの調整範囲、対応サイズと耐荷重、安定性、持ち運びやすさ、放熱の5点を確認しましょう。長時間使うなら、外付けキーボードとマウスを組み合わせるのが基本です。
このジャンルで迷ったらこれ
エレコム PCA-LTSCANSV
約0.3kgで持ち運べて、高さを9段階(最大150mm)で調整できます。
自宅や職場に置いたまま使うなら:エレコム PCA-LTSH8BK(耐荷重10kg)
公式の仕様をもとにした編集部の判断です。紹介料の有無で変えていません。
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この記事について最終更新日:2026年10月10日
- 作成:Gadget Lab 編集部
- 製品の仕様はメーカー公式サイト、制度は公的機関の発表で確認しています(編集方針)
- 最終更新日:2026年10月10日
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