モニターアームを使うと、モニターの高さや距離を自由に変えられ、モニターの下のスペースも空きます。ただ、買ってから「自分のモニターに付かなかった」「机に取り付けられなかった」となりやすい製品でもあります。
この記事では、モニターアームを買う前に確認すべき3つの条件(VESA規格・耐荷重・机の天板)を整理し、タイプの違う4製品を、サンワダイレクトの製品ページの仕様で比べます。4製品とも、2026年10月時点で直営ショップに在庫があることを確認しています。
この記事の結論
- まずモニターの背面を確認する。75×75mmか100×100mmのネジ穴(VESA規格)が必要
- モニターの重さが、アームの耐荷重の範囲に入っているかを確認する(下限がある製品に注意)
- 机の天板の厚みが、クランプの対応範囲に入っているかを確認する
- 高さを頻繁に変えるならガス圧(ガススプリング)式、一度決めたら動かさないならポール(垂直)式
- 机に挟めない場合は、置き型という選択肢がある
買う前に確認する3つの条件
1.VESA規格|モニターの背面にネジ穴があるか
VESA(Video Electronics Standards Association)規格は、モニターの背面にあるネジ穴の間隔を決めた規格です。今回の4製品はいずれも、75×75mmまたは100×100mmのネジ穴に対応しています。
モニターの背面を見て、正方形に並んだ4つのネジ穴があるかを確認してください。ネジ穴がないモニターは、そのままではモニターアームに取り付けられません。対応しているかどうかは、モニターのメーカーの仕様(「VESAマウント」「VESA 100×100mm」などの表記)でも確認できます。
2.耐荷重|モニターの重さが範囲内か
モニターアームには、支えられる重さの範囲(耐荷重)があります。確認するのは、スタンドを外した状態のモニター本体の重さです。
注意したいのは、ガス圧式には「2〜10kg」のように下限がある点です。軽すぎるモニターを付けると、アームが跳ね上がって位置を保てません。サンワダイレクトも、モニターの重量によってアームの動きの固さは異なるとしています。
3.机の天板|厚みと、挟める場所があるか
クランプ式は、机の天板を上下から挟んで固定します。製品ごとに対応する天板の厚みが決まっており、たとえば100-LA018は10〜50mm、100-LAC008BKは1〜5cm、100-LAC002は1〜8cmです。天板の厚みを測り、机の奥側にクランプを挟めるすき間があるかも確認してください。
机に挟めない場合(ガラスの天板、壁にぴったり付けた机など)は、置き型のモニタースタンドが候補になります。
4製品の比較表
| 製品 | タイプ | 耐荷重 | 対応サイズ | 本体の重さ |
|---|---|---|---|---|
| サンワダイレクト 100-LAC002 | ポール式(高さ10段階)・クランプ | 10kgまで | 最大32インチ | 約1.8kg |
| サンワダイレクト 100-LA018 | ガス圧式・クランプ/グロメット | 2〜10kg | 34インチまで | 約3.4kg |
| サンワダイレクト 100-LAC008BK | ガススプリング式・薄型クランプ | 1〜15kg | 17〜35インチ程度(※) | 約3.5kg |
| サンワダイレクト 100-LA064 | ガス圧式・置き型 | 2〜10kg | 最大34インチ | 約3.95kg |
本体の重さは、設置したあとは気になりませんが、可動部の多いガス圧式や、机に挟まない置き型は重くなります。置き型は、自重で安定させる分、4製品で最も重い約3.95kgです。
タイプ別の製品例
1.サンワダイレクト 100-LAC002|高さを決めて固定するポール式
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| 対応モニター | 最大32インチ、10kgまで |
| 対応VESA | 75×75、100×100 |
| 高さ | 35.5〜55.5cm(10段階。デスク面からブラケット中心まで) |
| 取り付け | クランプ(天板厚み1〜8cm) |
| 製品サイズ | 約W11.4×D13×H35.5〜55.5cm |
| 重量 | 約1.8kg |
支柱(ポール)に沿って高さを10段階で変えられるタイプです。ガス圧の機構がない分、本体は約1.8kgと軽く、対応する天板の厚みも1〜8cmと広くなっています。
良い点
- 本体が約1.8kgと軽い
- 天板の厚み1〜8cmまで対応
- 高さを35.5〜55.5cmの10段階で調整できる
注意点
- 高さの変更は段階式で、頻繁に動かす使い方には向かない
- 対応は最大32インチ・10kgまで
- 製品サイズの奥行きは約13cm(前後に大きく動かす仕様の記載はない)
こんな人に
- 一度高さを決めたら、あまり動かさない人
- 厚めの天板の机を使っている人
2.サンワダイレクト 100-LA018|高さを軽く動かせるガス圧式
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| 対応モニター | VESA規格のネジ穴があり、2〜10kgまでのモニター(34インチまで) |
| 対応VESA | 75×75、100×100 |
| 取り付け | クランプ(天板厚み10〜50mm)/グロメット(デスクの厚さ10〜60mm) |
| 重量 | 約3.4kg |
| 材質 | 支柱・クランプ:スチール、アーム:アルミ |
ガス圧で、高さや位置を軽い力で変えられるタイプです。27・32・34インチのモニターに対応するとされています。クランプのほか、天板の穴を使うグロメット式でも取り付けられます。
良い点
- ガス圧で高さを動かしやすい
- クランプとグロメットの両方に対応
- 34インチまで対応
注意点
- 2kg未満の軽いモニターには向かない
- 対応する天板の厚みは10〜50mm
- 本体は約3.4kg
こんな人に
- 姿勢や作業に合わせて、モニターの位置をよく変える人
- 27〜34インチのモニターを使っている人
3.サンワダイレクト 100-LAC008BK|耐荷重15kg・薄型クランプ
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| 対応モニター | 17〜35インチ程度、1〜15kg(対応機種の欄では「32インチまで」と記載) |
| 対応VESA | 75×75、100×100 |
| 高さ | 17.5〜50cm(デスク面からブラケット中心まで) |
| 取り付け | 薄型クランプ(天板厚み1〜5cm。上からネジ締め)/グロメット |
| 製品サイズ | 約W13.5×D62.5×H17.5〜50cm |
| 重量 | 約3.5kg |
耐荷重が1〜15kgと広く、4製品で最も重いモニターまで支えられるモデルです。クランプは薄型で、上からネジを締めて固定します。アームは差し込み式で取り付けられます。
対応サイズは、製品の説明では「17〜35インチ程度」、対応機種の欄では「32インチまで」と書かれています。32インチを超えるモニターで使う場合は、購入前に販売元に確認してください。クランプで挟める天板の厚みは1〜5cmで、今回の4製品の中では狭めです。
良い点
- 耐荷重1〜15kgで、軽いモニターから重いモニターまで対応
- 薄型クランプで、上からネジ締めできる
- クランプとグロメットの両方に対応
注意点
- 本体は約3.5kg
- クランプで挟める天板の厚みは1〜5cmまで
- 対応サイズの表記が「17〜35インチ程度」と「32インチまで」の2通りある
こんな人に
- 大きめ・重めのモニターを使っている人
- 机の下にもぐらずに取り付けたい人
4.サンワダイレクト 100-LA064|机に挟まない置き型
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| 対応モニター | 最大34インチ、2〜10kg |
| 製品サイズ | 約W330×D250×H75〜325mm |
| 重量 | 約3.95kg |
| 材質 | アーム部:アルミ、クランプ部:スチール |
机に挟まず、天板の上に置いて使うタイプです。クランプを取り付けられない机でも使え、高さはガス圧で調整できます。土台の分、机の上に約33×25cmのスペースが必要です。
良い点
- クランプが使えない机でも設置できる
- ガス圧で高さを調整できる
- 最大34インチまで対応
注意点
- 土台を置くスペース(約33×25cm)が必要で、モニター下は空かない
- 4製品で最も重い(約3.95kg)
- 2kg未満の軽いモニターには向かない
こんな人に
- ガラス天板や、壁に付けた机を使っている人
- 机に傷や跡を付けたくない人
使い方別の選び方
| 使い方 | 向いているタイプ | 製品例 |
|---|---|---|
| 高さを決めたら動かさない | ポール式 | サンワダイレクト 100-LAC002 |
| 位置をよく変える | ガス圧式 | サンワダイレクト 100-LA018 |
| 重いモニターを使う | 耐荷重の大きいガススプリング式 | サンワダイレクト 100-LAC008BK |
| 机に挟めない | 置き型 | サンワダイレクト 100-LA064 |
ノートPCの画面を上げたい場合は、モニターアームではなくスタンドを使います(ノートPCスタンドおすすめ5選)。モニターとノートPCをケーブル1本でつなぐなら、USB-Cハブおすすめ5選も参考にしてください。
よくある質問
モニターの重さは、どこで確認できますか?
モニターのメーカーの仕様に、スタンドを含む重さと、スタンドを外した本体だけの重さが書かれていることが多いです。アームの耐荷重と比べるのは、スタンドを外した重さです。
VESA規格のネジ穴がないモニターは、取り付けられませんか?
そのままでは取り付けられません。対応する方法があるかは、モニターのメーカーの案内を確認してください。
取り付けは一人でできますか?
組み立て式の製品が多く、モニターを支えながらネジを締める作業があります。大きいモニターの場合は、二人で作業するほうが安全です。手順は製品の取扱説明書に従ってください。
まとめ
モニターアームは、VESA規格のネジ穴、モニターの重さ(耐荷重の範囲)、机の天板の厚みの3つを確認してから選べば、取り付けられないという失敗を防げます。位置をよく変えるならガス圧式、動かさないならポール式、机に挟めないなら置き型が候補です。
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この記事について最終更新日:2026年10月4日
- 作成:Gadget Lab 編集部
- 製品の仕様はメーカー公式サイト、制度は公的機関の発表で確認しています(編集方針)
- 最終更新日:2026年10月4日
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