音楽がプツプツ途切れる、動画の音が飛ぶ。ワイヤレスイヤホンの音途切れは、故障ではなく、電波の状態や設定が原因で起きていることがあります。
この記事では、Apple とソニーが公式サポートで案内している内容をもとに、音が途切れるときに確認する順番を整理します。設定の名前や操作は機種ごとに違うため、具体的な方法は、お使いのイヤホンの取扱説明書で確認してください。
この記事の結論
- まず、スマートフォンをイヤホンの近くに置き、あいだを体や壁で遮らないようにする
- 人が多い場所、Wi-Fi が混雑した場所、電子レンジの近くでは、電波が干渉して途切れやすい
- 使っていない Bluetooth 機器の電源をオフにし、使っていないアプリを終了する
- イヤホンのソフトウェアを最新にし、接続を優先する設定があれば切り替える
- 直らなければ、ペアリングの解除とやり直し → リセット → 初期化の順に試す
確認の順番(押すと、その説明へ移動します)
音が途切れる主な原因
ワイヤレスイヤホンは、Bluetooth の電波でスマートフォンと通信しています。Apple は、Bluetooth の信号は状況によって「干渉を受けたり弱くなったりする場合があります」と説明しています。ソニーも、混雑した場所では機器のあいだの電波が遮られたり、ほかの無線機器の電波が干渉したりして、音飛びやノイズが発生する場合があるとしています。
このように、音途切れは「電波が届きにくい・混み合っている」ことで起きる場合があります。まずは使う場所と置き方を確かめ、それでも直らないときに設定や本体を確認します。
まず試すこと
1.スマートフォンを近くに置き、あいだを遮らない
Apple は、iPhone などのデバイスを近くに置き、壁や床などの障害物が自分とデバイスのあいだを遮らないようにするよう案内しています。ソニーも、再生機器をできるだけヘッドホンに近づけるよう案内しています。
2.場所を変えてみる
Apple は、できれば別の場所に移動し、特に人が多い場所や Wi-Fi が混雑している場所を避けるよう案内しています。また、遮蔽が不十分なケーブル、電子レンジ、ワイヤレススピーカーからは離れる(または、電子レンジやスピーカーの電源を切る)ことを挙げています。
自宅では問題がなく、駅や電車の中でだけ途切れる場合は、イヤホンの故障ではなく、電波の混雑が原因の可能性があります。
3.使っていない Bluetooth 機器をオフにする
ソニーは、ほかの Bluetooth 機器が近くにある場合、使用していない Bluetooth 機器の電源をオフにするか、Bluetooth 機能をオフにするよう案内しています。
4.使っていないアプリを終了する
ソニーは、同時に複数のアプリが起動していると、再生機器に負担がかかり、音途切れやノイズが発生する場合があるとしています。使っていないアプリを終了して、改善するか確認します。
5.イヤホンとスマートフォンを再起動する
ソニーは、ヘッドホンの電源を入れ直すこと、再生機器(スマートフォンなど)を再起動することを案内しています。これで直った場合は、どちらかの動作が一時的に不安定だった可能性があります。
原因がイヤホンか、電波かを見分ける方法
Apple は、次のテストを案内しています。スマートフォンを数十センチ以内に置いた状態で、ストリーミングではなく、スマートフォンに保存(ダウンロード)してある音楽を再生します。Apple は、保存されているコンテンツを扱うときよりも、ストリーミングしているときのほうが接続は途切れがちだと説明しています。
このテストで接続が安定し、音も乱れないなら、イヤホンの故障ではなく、使う場所や置き方で改善できる可能性があります。
設定を見直す
イヤホンのソフトウェアを最新にする
ソニーは、ヘッドホンのソフトウェアを最新にすることで解決につながることがあるとして、最新でない場合はアップデートを行うよう案内しています。アップデートの方法は、メーカーのアプリや取扱説明書で確認してください。
接続を優先する設定に切り替える
ソニーのヘッドホンでは、専用アプリ(Sony | Sound Connect)で Bluetooth 接続品質を「接続優先」にする方法が案内されています。ソニーは、音質の高い曲は情報が多く、設定を切り替えることで通信の負荷を軽くできると説明しています。
ただしソニーは、iPhone など AAC コーデックに対応した再生機器を使っている場合は、Bluetooth 接続品質を「音質優先」に設定するよう注意書きをしています。同じような設定があるかどうかは、メーカーや機種によって違います。
音量が大きすぎないか確認する
ソニーは、再生機器の音量が大きすぎる場合は、音量を下げるよう案内しています。
それでも直らないとき
ペアリングを解除して、やり直す
Apple は、テストをしても音が途切れがちな場合は、ヘッドフォンのペアリングを解除してから、もう一度ペアリングするよう案内しています。iPhone では「設定」→「Bluetooth」で、該当する機器の情報ボタンから「このデバイスの登録を解除」を選び、iPhone を再起動してから、あらためてペアリングします。
ペアリングのやり直しでつまずいた場合は、ワイヤレスイヤホンがペアリングできない・接続できない時の直し方を確認してください。
リセット、初期化の順に試す
ソニーは、ここまでで解決しない場合に、ヘッドホンのリセット、次に初期化を試すよう案内しています。初期化を行うと、工場出荷時の設定に戻り、Bluetooth のペアリング情報が削除されます。リセットや初期化の方法は機種によって異なるため、取扱説明書で確認してください。
ソニーは、初期化しても解決しない場合は、ヘッドホンに不具合が発生している可能性があるとして、修理窓口への相談を案内しています。
特定の機器でだけ起きるなら、その機器を確認する
ソニーは、特定の再生機器でのみ音途切れやノイズが発生する場合、再生機器に問題がある可能性があるとしています。別のスマートフォンやパソコンでは起きないなら、イヤホンではなく、元の機器の側を確認します。
修理ではなく買い替えを考える場合は、ワイヤレスイヤホンおすすめの比較で、公式の仕様をもとに製品を比べています。
よくある質問
パソコンにつなぐと、最初だけ音が悪くなります
ソニーは、パソコンと接続している場合、最初の数秒間のみ音質が悪いことがあると説明しています。通信開始時は通話優先で接続し、数秒後に音質優先に切り替わるというパソコンの仕様によるもので、ヘッドホンの故障ではないとしています。数秒たっても変わらない場合は、パソコン側で音楽再生用の接続(A2DP)に切り替える操作が必要です。
「サー」という小さなノイズが聞こえます
ソニーは、音源が再生されていない、または音量が小さい場合に、静かな環境でホワイトノイズが聞こえることがあり、正常な仕様だと説明しています。外音取り込み機能がオンのときにも発生するとしています。
充電しながら使うとノイズが出ます
ソニーは、充電環境(使用する USB AC アダプターの機種など)によっては、充電の際に発生する電気的なノイズがヘッドセットから聞こえる場合があるとしています。
片方だけ音が出なくなりました
片方だけ聞こえない場合の確認の順番は、ワイヤレスイヤホンが片方だけ聞こえない時の直し方で解説しています。
まとめ
音が途切れるときは、まずスマートフォンを近くに置き、人が多い場所や電子レンジの近くなど、電波が干渉しやすい環境を避けます。使っていない Bluetooth 機器やアプリを止め、ソフトウェアの更新と接続の設定を確認し、直らなければペアリングのやり直し、リセット、初期化の順に試してください。保存した音楽を近くで再生して安定するなら、イヤホンの故障ではない可能性があります。
参考にした情報:Apple サポート「ワイヤレスヘッドフォンの音が途切れたり歪んだりする場合」、ソニー「ヘッドホンの音が途切れる、またはノイズが聞こえる」(2026年10月7日に確認)。
このジャンルで迷ったらこれ
iPhone なら Apple AirPods Pro 3、Android なら ソニー WF-1000XM6
使うスマホで選びます。AirPods Pro 3 は Apple 製品と組み合わせて使う前提の設計で、防塵・耐汗耐水は IP57。WF-1000XM6 は LDAC・LC3 に対応しています。
電池持ちを優先するなら:Soundcore P40i(本体のみ最大10時間)
公式の仕様をもとにした編集部の判断です。紹介料の有無で変えていません。
この記事は役に立ちましたか?
この記事について最終更新日:2026年10月10日
- 作成:Gadget Lab 編集部
- 製品の仕様はメーカー公式サイト、制度は公的機関の発表で確認しています(編集方針)
- 最終更新日:2026年10月10日
- 誤りや古い情報にお気づきの場合は、お問い合わせからお知らせください